2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

出航を告げるドラの音が響いた。

担当大臣からのメールの着信音である。 どうやら、小笠原超高速船のコンペの結果が決まったそうだ。 一位指名はリンマユナイテッドのアルミ船体構造の案となってしまったようだ。それは 四角い形の従来SES型の従来デザインを踏襲するものであった。これが2…

数週間が過ぎ、再び担当大臣よりのメールが入電してきた。

何でも新たな抵抗勢力が出てきたとの内容である。何でも造船職人組合が反対している とのことである。造船職人組合!?はあー、、、、私は耳をいや、目を疑った。 何で反対するか最初は理解できなかったが、、、、担当大臣の詳細な説明に寄ると わがSkyexが…

うとうとしていると、、、またも出航を告げるドラの音が鳴り響いた、、、、

あの運輸担当大臣からのメールである。 なにやら、超高速船のコンペ審査会が紛糾しているらしい内容の文面である。 何でも、審査員の予期せぬ問題がおきているとのことだ。 その内容は、、わがSKYEX研究所の案が予想を反して、あまりにも画期的な提案であっ…

2003年の3月のある日、国奴交通省の担当大臣や業界関係者列席のもと、今回のOGASAWARA高速フェリーのデザインコンペのプレゼンテーションサミットが行われた。日本を代表する造船リンマユナイテッドや大手造船メーカー数社が激しいプレゼン合戦を繰り広げる中でわがSKYEX高速船舶研究所も延べ三日間にわたる大プレゼンテーションを行った。

途中、狐泉総理大臣も中間で列席し、政府関係者の夢の高速船にかける想いが伺えた。 わがSkyex高速船研のメイン提案の空気抵抗係大幅減を達成する超大型流船形のボディをいかに製造するかに関係者の注目が集まった。The presentation summit of the design c…

最新のCFDテクノロジーが生み出した高速船形の新しい流れるようなスタイリングは

あらゆる抵抗になる突起形状をなくし、救命ライフラクトさえも流線型のフェアリングに覆われている。すべての抵抗をなくすため徹底した空気に寄る洗い上げ(Wath UP)が図られた。まさに洗練とはこのことをさしている。それはいままでの船のイメージを大きく…

小笠原の海を疾走するSES高速船を見てみよう!

サイドビューを見てみよう。

小笠原の海に生息するイルカをイメージした流船形の先進的プロフィール、ノーズの流線型のスカート、これまでの船のイメージから大きく、脱したサイドに流れるグラスエリア、サイドウィンドウから滑らかに垂直尾翼につながるガスタービンエヤーインテークと…

SES型超高速船のイメージスケッチ

CD係数を極限まで低減したこれまでにない船の形、流船型フォルムを追求。ゲデスの夢よ!再び!!

そのレイアウト図を見てみよう。

全長=140mの大型カーフェリー外洋航路向けSES型超高速船のアウトラインが見えてきた。

そうして、、、、2日たったところでCFD解析の結果で具体的な船体形状が見えてきた。

現在のSES型船型には決定的な空気抵抗の弱点があった。 その弱点を克服する船体基本形状をわれわれはついに導き出したのである。 下図はその図解である。A present SES type ship type had the weak point of a definite air resistance. We finally derived…

私はスタッフの会議の合間に昔の流体力学の船のページを紐解いてみることにした。

歴史的に見ると、、、1935年に流体力学者のヘルムとヤーライが船の空気抵抗を調べる 実験をしている。 貨物船プレジデントーフーバー号の上部構造の形といろいろにかえて、空気抵抗係数の測定 をしている。I was Himot of the ship of old fluid mechani…

早速、翌日から昼夜兼行のプロジェクトが始まった。

これは渡りに船”とばかりに我がスタッフ 狂気乱舞し、心臓発作まで起こすメンバーまで出した。

SES型船型について触れておこう。

SESは表面効果船、SURFACE EFFECT SHIPの略である。 前後にスカートを持つ双胴型でこの空間に貯めた空気圧で船体を浮き上がらせて、抵抗をなくして高速で航行できるようににした船型である。 ちょうどホバークラフトと排水型船の中間でホバークラフトの高速…

話は国奴航通省担当大臣からのメールの内容に戻ろう。

何でも小笠原航路に就航させる船で現在23時間かかっている航路を5時間に短縮できる 超高速船TSLの計画らしい。その内容のメールを見ると 全長=140m、SES型複合船体支持構造、ウオータージェット推進、 14500トンの大型旅客貨物フェリー船である…

しかしながら彼の描いたモノコック流線型で高効率の船型は現在の高速船のスピードの効率アップと畑は違うが航空機の建造技術を持ってすれば十分、説得力のある構想といえよう。

ここで少し、ノーマン.ベル.ゲデスの紹介をしておきたい。

彼は1920年代から活躍したアメリカの工業デザイナーで時あたかも流線型時代に突入夜明け前、早くから、船の流線型化に構想を練っていた。彼の構想は水面下のカタチだけでなく船の上部構造まで踏まえた全体をモノコック構造として流線型化した軽い船体と…

時あたかも、ノーマン.ベル.ゲデスの流線形の旅客船の夢をみるとは、、、これも何かの

示唆か、神のお告げか、、と思いつつ、担当大臣にはコンペ参加の意向をメールしたのは 言うまでもない。

あたりは夕暮れ色に染まり、心地よい海風にふかれながら、私はニューヨークのとある港の

岸壁でまもなく入港してくる北太西洋航路に最近就航した船を待っている。あたりには数人の旅行客の話し声がするだけで静かなものである。 この船旅もおだやかであることを願いながら初めての夜間航路に想いをはせていた。 その時、茜色の水平線の向こうから…

Day Dream 夢の超高速船のデザイン

プロフィール skyex 見果てぬ夢を形にするスドリームデザイナーIt is Sdream Designer in shape as for the faraway dream. :yoichi takahashi