SES スキョル級ミサイル艇再び!
謹告:現在、当ブログはなぜか画像のUPができない状態となっています。
同じ内容のものが下記ブログにも掲載中ですので、こちらでご覧いただければ、幸いです。
https://blogs.yahoo.co.jp/skyextyty1211
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2005年、ラジコンSES スキョル級ミサイル艇を製作した。
当方がラジコンジェットフォイルを皮切りに”空物”から領域の拡大を目指した”水物”
への進出を決めた第2弾の作品である。 飛行機ものから、船ものに進出するにあたり、、、決めたコンセプトがあった。
それは、”波居る”ラジコン船の諸先輩諸氏の中に切り込むには”波の技術”では到底かなわぬ故、、、自分独自の分野で切り込もうと考えたのである。それには30数年の経験豊富なラジコン飛行機と流体力学の知識技術をいかした”高速艇”一本に絞ることであった。高速艇のなかでも、誰もトライしていない分野にあえて挑戦してみようと考えたのである。SES型もラジコン模型船としては、海外見てもほとんどだれもトライしていない分野である。自分のラジコンSES型スキョル級ミサイル艇はそんな状況化で誕生した。
SES型は船とホーバークラフトの合いの子の形式である。船としては双胴型だが
前後にホバークラフトのようにスカートを有していて、高速時にはファンで空気をためて水面抵抗を少なくして高速が出せる利点がある。
喫水以下の船型とスカートの形状は軍用とあっては情報が少なく、ある程度想像域で製作した。当初はファンの空気量とスカートの形状が手探り状態であって、十分満足いく性能が出せなかったのである。しかし、最近のリニューアル作戦で
再度、性能の向上策を盛り込んだバージョンアップの取り組みをすることになった。
この連休を利用して、送風ファン駆動モーターをブラシモーターからブラシレスモーターへと換装した。
試運転ではこれまでの約2倍の送風量が得られるようになったので、浮上性能の大幅な効果が期待できると思う。
今後さらに、ジェットポンプの改良版の搭載、取水口の改良と水中翼の装備をこれから行う予定で今後大幅な性能アップが図れそうである。
約12年ぶりのこの秋の瀬戸大橋模型船大会にはリニューアル公開する予定です。
今後にご期待ください!!。
祝! F35B STOVL戦闘機 岩国配備
先月、F35B STOVL戦闘機が岩国基地に配備された。
いわずもなが、、、米国主導の同盟国で共同開発した最新鋭ステルス戦闘機である。
F35は陸海空3軍と米海兵隊が使用する次世代戦闘機と位置付けられ開発された。
現用のF16とAV8Bハリアー2にとって代わる戦闘爆撃機である。
従来、翼下につるしていたミサイルや爆弾はすべて胴体内の内臓ウエポンベイに格納される徹底したステルス形状を採用した。また、アヴィオ二クスも広角液晶の統合型ディスプレイでタッチパネルオペレーションを採用、HUDをやめて、ヘルメットマウンテッドサイトを搭載して、頭の向く方向にすべての戦闘情報を表示できるようにしている。さらには、なんと、、、驚くべきことにそのヘルメットを着けて下を向くと、、
実際の地上風景が足元の床を透視してみることができると言う驚くべき機能を持った
優れものである。
従って、F35には A型=空軍型 B型=海兵隊VTOL型 C型空母搭載型
と3仕様に展開が可能だ。
今回、岩国にはB型=海兵隊VTOL型 が配備された。
正確にはSTOVL型(Short Take Off and Vertical Landing)という。
これはハリヤーの実戦を踏まえた運用実績から生まれた運用方法である。
つまり、VTOLは垂直離着陸すると燃費や兵器搭載量の制限が多いので
離陸は兵器燃料をたくさん積んで短距離離陸(Short Take Off)して、兵器と燃料を消費したあとの
身軽な状態の着陸はVL(Vertical Landing)をする方法である。
F35Bの飛行姿勢で圧倒的に他の戦闘機と違う点がある。それはVLのときの低速進入姿勢にある。
通常の戦闘機(小型機や旅客機でも同じ)はフラップを下げて、さらに揚力係数を稼ぐために水平尾翼をマイナス迎え角にして、さらに ピッチ姿勢をプラスして、最大揚力係数を使って低速着陸をする方法をとる。
F35BはVTOL着陸時には
機種のリフトファンと尾部のスイベルノズルが生み出す下向きのジェット噴流揚力を
ほぼ100%に近く使うため、主翼のフラップ揚力にほとんど依存しなくて良いので、水平尾翼にマイナス角度を
つけて、主翼のピッチ角度を深くとる必要が無い。したがって、尾翼の翼面積が稼ぐ揚力もプラス側に働かせて
全機揚力係数をさらに上げるために、尾翼はプラスの角度をつけるようにしている。
この姿は、鳥類の着陸時に尾羽をに扇子にように広げるのに似ている。
出典:ROYAL NAVYサイト-原図に図説を追加加工
さて、航空工学的前置きが長くなってしまったが、、、、
ここに当方が開発中のF35Bのラジコンモデルと堂々、、紹介しよう。
数年まえより開発開始、
実機同様推進用とリフトファンの2つのダクトファンを搭載。
推進用ファンは、、実機同様、、3スイベルノズル(推力90度可変)を搭載。
推進用ファンから抽気した左右の翼端には姿勢制御ジャイロコンコトールノズルも装備している。
3スイベルノズルF35Bの最大メカニズム特徴である。
(別名ヤコブレフノズルとも呼ばれている。)
3スイベルノズルはF35Bの最大メカニズム特徴である。
(別名ヤコブレフノズルとも呼ばれている。)
もちろん、、この3スイベルノズルも完全自作!です。
この90度連続可変ノズルをどうやって実現するか、、頭を悩ませること数年、
寝ても覚めても、スイベルノズルが脳裏に浮かび、、、夢にまで出る始末!!。
単に90度曲げるだけなら、すぐにできそうだが、、ダクトには高速空気流を
連続的に曲げ流れなければならない条件が付きまとう難しさがある。
これだけは、、ロッキードマーチン技術陣に聞くわけにもいかず、、とほほほほ!!。
結果この部分だけでも開発に3年ほどかかったのである。
このスイベルノズルは6ケのサーボを使用して。やっと再現にこぎつげたのである。
その動画はこちらで確認
https://youtu.be/4cBAd56Lh7I
とほほほ!!!!趣味とは言え!我ながらあきれ果てる執念である。
もちろん、、この3スイベルノズルも完全自作である。
さてさて、、このF35Bの今後にご期待ください。
ガスタービン発電車への期待
日産 eパワーNOTEが売れてると言う。
画像出典:日産HPより引用
ガソリンエンジンで発電し、その電気でモーターを動力に走る車である。
画像出典:日産HPより引用
これならば、バッテリー容量を気にせずにガソリンをそそげば、、いくらでも走れることになるが、、、
しかしながら、排ガスがでるので、、電気自動車というクリーンイメージを100%満たすことができないというジレンマは残る!。
当方も昨年、電気自動車のリーフをモニター1W試乗した。
その加速発進性能は素晴らしいものがある。(ポルシェに乗ったことはないがポルシェにも引けを取らないように
感じた)久しぶりに加速度を感じるパワーに感動してしまった。思わず信号待ち後の発進で並み居る他車をひきはなし、、加速性能を
大いに楽しんでしまった。
かつて、ジェット戦闘機に体験搭乗した
時に感じた、、背中が座席に押し付けられる感じを、、一般の公道で車で感じらせる
ことに感激!。かつて、排ガス規制の無い時代のガソリン車はみんなそんな感じの
車であったのに。
ニュージーランド:オークランドにて体験搭乗したL39adobatolos ジェット戦闘機
ならば、、いっそのことeパワーNOTEのレシプロエンジンをやめて、ガスタービンで発電するようにしたらどうだ。
発電機を回すという、定回転運転はガスタービンの得意とするところだ。
そんなに大げさなものではなく、小型のガスタービン発電機だ。これまでターボチャージャーで培った技術ならば、
自動車メーカーとしても、技術ステップは高くないはずだ。
小型のものはラジコンヘリ用の模型ガスタービンも安価に売っている時代である。
上図は筆者が設計した逆流型アニューラー燃焼室を持つ小型ガスタービン。直径15cmながら、75HPの出力を持つ。
小型ガスタービンならば、、、燃料も高いガソリンでなく、もっと安い!軽油や灯油が使用できるではないか。
ガスタービンマニアとしては、そろそろ、、レシプロエンジンの間欠爆音から、ガスタービンエンジンのヒューンと響く連続ジェット音と
電気自動車の加速度感を、、、ドライブのたびに、、味わえるようになれば、、いいな。
ガスタービンマニアの見果てぬ夢である。
TSL撤去!
H28.11.8日付けの新聞で神戸海洋博物館に屋外展示してあるTSL実験船が撤去
開始との報道があった。
(出典:H28.11.8日付けの産経新聞より)
TSL疾風は当方がオリジナルラジコンモデル化したモデルでもある。
開発当時は夢の次世代高速船とうたわれ、その超高速で海面を疾走する姿は
ニュース番組でも取り上げられた。45ノットを超えるスピードが記録されたという。
その高速疾走をラジコンモデルで走らせてみたいという思いにかられ、、
開発当時わざわざ、神戸まで実物船を取材にいった思い出がある。
下は当方が所有するTSL疾風のラジコンモデル。
全長750cm、実物と同じ構造でウオータージェット噴射で水面に浮上して走ることをRCモデルで実現!。
この船離れした、、超流線型のスタイルを作るのに、、発泡酒ならぬ、、発泡材を粉だらけになりながら、、、
削った、、苦労した思い出がある。
上部のスタイルにつづいて、、、流体力学の専門家としては、特殊な構造を手を抜くわけにいかず、、、下部の船体造形にも大変苦労した。、 専門的には複合型揚力支持構造という、、
つまり、船体下部に付いた魚雷のような流線型浮力体+水中翼が細い支柱で船体とつながり、
高速時には浮力体+水中翼で浮かび、船体造波抵抗が最小になって効率よく
高速度を実現する構想である。
そんな、高速船が撤去後は解体されるというのが実に残念である。
拙宅の庭先がもう少しひろければ、譲り受けて、個人展示するのではあるが、、、
これで当方の所有する実可動のラジコンモデルの所有価値が上がる!!ことにはなるが。
しばらく、動かしていないので、ちかじか整備して、再び
走らせてみたいと思う。
第14回瀬戸大橋模型船大会
10月9日、第14回瀬戸大橋模型船大会があった。
当方もジェットフォイル3隻と新潜水艇1っ席で臨んだ。
大会に至る前の調整走航が功を奏し、、、潜水艇を除き過去最高のプレゼンができたと思う。
以下の動画はSRBC会長のW氏が撮影してくれた画像です。
船舶模型の動画撮影で経験豊富な氏の見事なショットは秀逸である。
https://www.youtube.com/watch?v=waT5dvhR3dU
潜水艇は初めてなので、、数々の問題点がはっきりした。
これは次回作での成功につながる、、大いなる成果であった。