TSL撤去!

TSL疾風

H28.11.8日付けの新聞で神戸海洋博物館に屋外展示してあるTSL実験船が撤去
開始との報道があった。

(出典:H28.11.8日付けの産経新聞より)
 TSL疾風は当方がオリジナルラジコンモデル化したモデルでもある。
開発当時は夢の次世代高速船とうたわれ、その超高速で海面を疾走する姿は
ニュース番組でも取り上げられた。45ノットを超えるスピードが記録されたという。
 その高速疾走をラジコンモデルで走らせてみたいという思いにかられ、、
開発当時わざわざ、神戸まで実物船を取材にいった思い出がある。

下は当方が所有するTSL疾風のラジコンモデル。
全長750cm、実物と同じ構造でウオータージェット噴射で水面に浮上して走ることをRCモデルで実現!。
この船離れした、、超流線型のスタイルを作るのに、、発泡酒ならぬ、、発泡材を粉だらけになりながら、、、
削った、、苦労した思い出がある。


上部のスタイルにつづいて、、、流体力学の専門家としては、特殊な構造を手を抜くわけにいかず、、、下部の船体造形にも大変苦労した。、 専門的には複合型揚力支持構造という、、
つまり、船体下部に付いた魚雷のような流線型浮力体+水中翼が細い支柱で船体とつながり、
 高速時には浮力体+水中翼で浮かび、船体造波抵抗が最小になって効率よく
高速度を実現する構想である。
 
そんな、高速船が撤去後は解体されるというのが実に残念である。
 拙宅の庭先がもう少しひろければ、譲り受けて、個人展示するのではあるが、、、
 
これで当方の所有する実可動のラジコンモデルの所有価値が上がる!!ことにはなるが。
 
 しばらく、動かしていないので、ちかじか整備して、再び
走らせてみたいと思う。