祝! F35B STOVL戦闘機 岩国配備

F35B配備

先月、F35B STOVL戦闘機が岩国基地に配備された。

 いわずもなが、、、米国主導の同盟国で共同開発した最新鋭ステルス戦闘機である。

F35は陸海空3軍と米海兵隊が使用する次世代戦闘機と位置付けられ開発された。

 現用のF16とAV8Bハリアー2にとって代わる戦闘爆撃機である。

従来、翼下につるしていたミサイルや爆弾はすべて胴体内の内臓ウエポンベイに格納される徹底したステルス形状を採用した。また、アヴィオ二クスも広角液晶の統合型ディスプレイでタッチパネルオペレーションを採用、HUDをやめて、ヘルメットマウンテッドサイトを搭載して、頭の向く方向にすべての戦闘情報を表示できるようにしている。さらには、なんと、、、驚くべきことにそのヘルメットを着けて下を向くと、、

実際の地上風景が足元の床を透視してみることができると言う驚くべき機能を持った

 優れものである。

従って、F35には A型=空軍型 B型=海兵隊VTOL型 C型空母搭載型

と3仕様に展開が可能だ。

 今回、岩国にはB型=海兵隊VTOL型 が配備された。

正確にはSTOVL型(Short Take Off and Vertical Landing)という。

 これはハリヤーの実戦を踏まえた運用実績から生まれた運用方法である。

つまり、VTOLは垂直離着陸すると燃費や兵器搭載量の制限が多いので

 離陸は兵器燃料をたくさん積んで短距離離陸(Short Take Off)して、兵器と燃料を消費したあとの

身軽な状態の着陸はVL(Vertical Landing)をする方法である。

 F35Bの飛行姿勢で圧倒的に他の戦闘機と違う点がある。それはVLのときの低速進入姿勢にある。
通常の戦闘機(小型機や旅客機でも同じ)はフラップを下げて、さらに揚力係数を稼ぐために水平尾翼をマイナス迎え角にして、さらに ピッチ姿勢をプラスして、最大揚力係数を使って低速着陸をする方法をとる。

F35BはVTOL着陸時には
機種のリフトファンと尾部のスイベルノズルが生み出す下向きのジェット噴流揚力を
ほぼ100%に近く使うため、主翼のフラップ揚力にほとんど依存しなくて良いので、水平尾翼にマイナス角度を
つけて、主翼のピッチ角度を深くとる必要が無い。したがって、尾翼の翼面積が稼ぐ揚力もプラス側に働かせて
全機揚力係数をさらに上げるために、尾翼はプラスの角度をつけるようにしている。
 この姿は、鳥類の着陸時に尾羽をに扇子にように広げるのに似ている。

出典:ROYAL NAVYサイト-原図に図説を追加加工


 さて、航空工学的前置きが長くなってしまったが、、、、

ここに当方が開発中のF35Bのラジコンモデルと堂々、、紹介しよう。

 数年まえより開発開始、

実機同様推進用とリフトファンの2つのダクトファンを搭載。

 推進用ファンは、、実機同様、、3スイベルノズル(推力90度可変)を搭載。

推進用ファンから抽気した左右の翼端には姿勢制御ジャイロコンコトールノズルも装備している。

3スイベルノズルF35Bの最大メカニズム特徴である。

(別名ヤコブレフノズルとも呼ばれている。)
3スイベルノズルはF35Bの最大メカニズム特徴である。

(別名ヤコブレフノズルとも呼ばれている。)

もちろん、、この3スイベルノズルも完全自作!です。

この90度連続可変ノズルをどうやって実現するか、、頭を悩ませること数年、

寝ても覚めても、スイベルノズルが脳裏に浮かび、、、夢にまで出る始末!!。

単に90度曲げるだけなら、すぐにできそうだが、、ダクトには高速空気流を

 連続的に曲げ流れなければならない条件が付きまとう難しさがある。

これだけは、、ロッキードマーチン技術陣に聞くわけにもいかず、、とほほほほ!!。

 結果この部分だけでも開発に3年ほどかかったのである。

このスイベルノズルは6ケのサーボを使用して。やっと再現にこぎつげたのである。
その動画はこちらで確認
https://youtu.be/4cBAd56Lh7I

 とほほほ!!!!趣味とは言え!我ながらあきれ果てる執念である。




 もちろん、、この3スイベルノズルも完全自作である。
さてさて、、このF35Bの今後にご期待ください。