航空少年の夏

skyex2013-09-22

p1*航空少年の夏”成田航空博物館”を訪ねる
今夏、公開中の映画でゼロ戦の設計者堀越氏を描いた宮崎アニメ”風たちぬ”で再び、飛行機モノが
 マスコミにぎわし、書店にも関連書がところ狭しと並んでいて、航空マニアの私には
うれしい限りである。
 夏といえば、少年のころ、ゴム動力飛行機を作り、盛んに飛ばしたことが思いだされる。
田舎といえど、、広場などは無く、学校の校庭か、近所の青々とした田んぼの上空を
とばした。 夏休みが来ると、駄菓子屋に並ぶゴム動力飛行機をかって、毎年のように
飛ばして、楽しんだ。個人的には”夏の風物詩”となっている。
 昨年秋、成田にある航空博物館を訪ねた。
成田空港に近いところにあり、博物館の展望台からは発着する外国航空会社の機体が
まじかで見られる。 
 館内にはいると、巨大なB747の輪切り胴体が展示してある。その実物を切断した展示は
迫力がある。さすが、実物を使っているだけに、機体構造が実によく判る。
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 上には、これまた、巨大なジャンボジェットの模型が空を飛んでいる。
来館記念にここの名物のフライトシュミレータ2台をハシゴ体験することにした。
1台目は旧式のダグラスDC-8である。旧式ではあるが、本物を使ったシュミレータであり、その計器パネルは見ごたえがある。

こういうアナログ計器に囲まれていると、ジェット音奏でるコクピット
洋上横断の夜間飛行に思わずタイムスリップしてしまいそうである。
 このシュミレータはモーション装置があるがちょっとチャ地位。
説明員の教官どのの指導で離陸から着陸まで体験できる。
下図は機長席で操縦桿を握る高橋上席機長殿

もう一台はB747である。こちらは目の前にある。巨大なジャンボジェットの模型が
自分の操縦で空を飛ぶ仕組みである。

 自分に操作にあわせて、支柱で浮かんだ747がフラップや車輪の出し入れなど
動いて見せてくれるのは圧巻である。このB747ジャンボジェットは既に世界の主要航空会社からは
引退しているので、貴重な模型である。

2Fの展示に 次郎のあの”ゼロ戦”の操縦席があった。
胴体は輪切りであるが、スケールは精度の高さを感じた。

早速乗り込む。 軽飛行機よりも狭い。
 よくもこの中で敵戦闘機と空中戦を戦いぬいた
当時の航空兵には敬意を祓いたい。

かの”音速を超えた飛行機” BELL-X1もある。

その操縦席に乗ってみる。 そして瞬間!!私は音速を超えた!。チャックイエーガーが乗り移って来そう!。」

屋外展示の歴代有名な機体のなかに,,,

 ゲイツリアジェットを発見!。
実物をこんなに近く見るのははじめてである。

 秋の夕暮れのなか、往年の名機、ビジネスジェット戦闘機の美しい機体のシルエットがうかびあがる。
これだけでもこの博物館に来た甲斐があったか。