小型機のメッカ”調布飛行場”

飛燕戦闘機

 縁あって、このたび小型機のメッカ”調布飛行場”を見学した。息子が住んでる所が
調布飛行場の滑走路の離陸着陸のアプローチコースに近く、軽飛行機が良く飛んでいる。
 関東地方では小型機のメッカである。
バスで15分のところにあり、辺りはスポーツ公園が点在、その中に、すっと管制塔が立っている。
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東京都にぞくする、大島や八丈島を結ぶ、離島への定期便も飛んでいる。
こじんまりした、ターミナルビルはまだ完成したばかりで真新しい!。
 それにしても、いささか、警備が厳しい。小さな待合室に3人ものガードマンがいる。

 2Fにある展望台にいく、、、そこもわれわれ、航空マニア泣かせの総ガラス張りになっている。
 ガラス張りだと、飛行機を撮影するのは最悪で、写りこみがあり、画質がぼけてしまう!。

こんな、地方空港でいささか、過剰な警備であると感じた。

 広いエプロンが立派である。 それにしても、小型軽飛行機に数が以外と少ない。
ヘリの姿は一機も見えない。 へりは東京ヘリポートに役割分担しているのか。

 到着したばかりの中部航空の小型旅客機 ドルニエが見える。

ドルニエはドイツのドルニエ社が開発した機体で、定評のある飛行機である。
ターボプロップ2発、高翼配置でキャビンが広くとれ、視界が良い。
 ドルニエが開発した、TNTウィングは抵抗が少ない翼型である。

主翼翼端が3角形にとがっている。これは翼端が無い理想形状に近い形で、流体力学的には 楕円翼などと同じ、翼端の誘導抗力を
減らす効果がある。

到着したばかりでまもなくパイロットがAFTER LANDING CHECKを終えて地上に出てきた。

整備兵が近づき、エンジンカバーをあけて、何かを確認している。

まもなく、もう一機も到着、

旅客が降りてくる。

給油のタンクローリーが近づいて給油を開始した。

 
展望ルームあったポスターで戦時中の遺跡があるのを発見したので
見に行くことにした。
 それは飛行場に隣接する公園の中にあるという。
歩いていく途中に、
 国土交通省 航空宇宙研究所(JAXSA)の調布研究所の建物が見える。

研究所の格納庫から、道路を横断して、テスト機が調布飛行場に乗り入れれる
用になっている。

しばらくすると、公園の中にそれは見えてきた。

 戦時中に戦闘機を格納した、”掩滞豪”と呼ぶ施設跡である。

なんと、説明書には、、飛燕を格納していたらしい。

 豪を説明する、青銅製の模型の飛燕がよくできている。

  青銅製にしては、、ディテールが良く再現されている。
またこうした公園の展示物にありがちな、、、落書きや破壊行為も
無く、目面しく、管理が行き届いた、、展示品であった。
豪の入り口をふさぐふたには当時の飛燕の正面図が描かれている。

 思わず珍しいものにあたってしまいました。

 犬も歩けば、棒にあたる・いや飛行機に当たる。