スペースシップ1 宇宙に

skyex2008-08-12

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skyex

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見果てぬ夢を形にするスドリームデザイナーIt is Sdream Designer in shape as for the faraway dream. :yoichi takahashi




スペースシップ1 宇宙に
見出しの画像は米国の天才航空機設計家のバートルータンの手になる
スペースシップ1のソリッドモデルである。 もちろんまだプラモデル化は
されていないので私の手作り作品である。
 この飛行機(正確には宇宙往還機)は世界的に有名な民間人の手で
宇宙飛行を達成したものに賞金をだす”X−PRISE”で見事一番に乗りし、賞金を掻っ攫った機体である。 
 宇宙へ行くプロセスは先ず、ジェットエンジン双発の母機につりさげて、
成層圏まで上昇し、そこでこのスペースシップ1を切り離す。スペースシップ1は
そこからロケットエンジンに点火してさらに成層圏を離れ、宇宙に到達するという物である。 宇宙にいくからこの飛行機(いや宇宙機)は飛行機に見慣れないデザインをしている。先ずキャノピーの形状が円形で付いている。これは宇宙にかか
る真空圧にたえる為だ。これは深海潜水艇のデザインと同じ発想である。ただ地上での離陸や着陸時の視界を確保するためにたくさん付いているのがなんとも特異なデザインになっている。
おまけにこのスペースシップ1には特殊な操縦舵面が付いている。大気圏に再突入するさいに
空気抵抗をさげるために尾翼を含めたフラップを上に折り曲げるという奇想天外な装置である。
模型ではこの装置はわかりにくいが優れた発明である
。先ごろ、この機体の後継機種であるスペースシップ2が公開された。
英国のバージンアトランティック航空が商業宇宙旅行用にバートルータンに開発を依頼した2号機目の機体である。この先が期待できる宇宙機である。
 そもそも、設計者のバートルータンはホームビルト航空機からはじめた人だ。といっても、NASAで飛行実験などに従事していたが。自分でオリジナル飛行機を造り、飛びたいと言う思いから、NASAを飛び出し、自分の家で
飛行機作りをはじめた。その頃の機体がバリビゲンというカナード形式の超小型飛行機である。この形式を
スウェーデンビゲンのスタイルと飛行特性を気に入って、設計した機体である。だから、名前も”ビゲン”を
つけたのである。

機体の特徴は先尾翼という、前に尾翼がある一風変わった飛行機である。
今日でいうカナード翼機といえば聞こえはいいが、、、一時代前は高性能の噂は聞くが
あまりぱっとしない機体形式であっタ。
かつての日本の震電もこのスタイルである。震電を見たとき、なんという奇想天外で
かっこいい!!と思ったものだ。子供心に格好のよさと高性能感は直感的に感じたのかも
知れない。
 震電をモデルのした飛行機は押居まもる監督最新作の”スカイクロラ”にも登場している。

 そんなカナード翼の持つ高性能な航空機のアイデアをバートルータンは先見の命をもって、その後発表し続けた。
当時、1970年代 国際的にもホームビルト航空機熱の高まりがあり、彼にのプランはそれなりに売れ、有名になっていった。”ベリイ−ジ”も彼の最高傑作の自作航空機プランの一つで米国はおろか、世界のホームビルト機ファンの間では絶賛された機体の一つである。日本のマニアもこのプランで自作しているファンがいたがその後
どーなったかは知れない。
 筆者も1980年代にこの”ベリイ−ジ”に”熱烈”あこがれ、てラジコンスケールモデルを作った。当時は、まだ私も20歳代と若く、バートルータンの自伝記など取り寄せ大いにに自作航空機の
世界にあこがれていたもので、一時は現在の
勤め先を退職し、好きな飛行機とともにこの”バートルータン”の
もとに弟子入りすべく、米国に移住することも考え、一年間悩み続けたこともあった。当時はまだインターネットなど直接的アクセス手段のない
時代でいろんなコミュニケーションの障害があり、断念せざるを得ない状況下にはあったが、、、、。
今日のインターネットとEメール文化の”ライフライン”があればそれは達成できた”白昼夢”であるかも知れない。
この”白昼夢”が実行できていれば、
いまどきは、米国カルフォルニアのモハービ砂漠の”スケールドコンポジット社”で”バートルータン”のもとで航空機の”モックアップ技師”などやっていたかも知れない。
http://www.scaled.com/
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1224709