第１２回瀬戸大橋模型船大会

去る１０月１２日第１２回瀬戸大橋模型船大会が行われた。
　私も４隻の模型船を持って出場。
私のスカイダック、ヤマハOU32,　HMS SPEEDYと参加の各艇。

当日の開会式

私の参加艇４隻

英海軍　HMS Speedy/伊海軍Sparviero/Yamaha OU32/水陸両用バス”スカイダック”
天気はまずまずであったが、、おりしも台風１９号の接近で。プール海域は
　プール清浄なれど、、強風ふきあれ、波高しのあまり良くないコンデションであった。

以下画像撮影M氏
強風下で浮上走航する英国海軍　HMS Speedy

イタリア海軍　Sparviero


高い波高と強風下では旋廻が風の影響でうまくいかなかったが
　直線走航では向かい風、追い風とも、浮上して走ることが立証できた。
悪天候が逆に性能確認につながったのが、、不運中の幸いか！。

また、高い波高では水中翼のブローチング現象（水中翼が空中に飛び出し、揚力が急激に失われる現象）でまともに走れないと思ったが、
　意外にも、その心配はなかった。　特にSparvieroに新開発の自動深度調節機構が
うまく働いてくれ、荒波にも追随しているのが確認できた。

　この装置は人の乗る競技用人力水中翼船や動力小型水中翼実船には実用化されているメカだが、レイノルズ数の違いなどで
ミニチュア化するのは大変難しい。おそらくラジコン模型で実用化するのは当船がはじめであろう。
当方も相当の実験試行錯誤を繰り返して約１年半に及ぶ研究の末、適正パラメーターにたどり着いた。
これは今年に入ってからの新しい成果である。

もうひとつの工夫はHMS SPEEDYに搭載したLED電光掲示板である。

＊本画像はカメラのSSの同期がミスマッチして、正確な文字が撮れていない。
　電光掲示板は実船でも海上保安庁の巡視船などに採用している。
そのミニチュアタイプとして、スケール感の合う小型LED掲示板を見つけ出し、搭載した。
HMS Speedyに搭載した、LED掲示版はスクロール（流れ文字）で和文、英文で自由に文句を設定でき、”祝第１２回瀬戸大橋模型船大会”や
　”警告　警告　国籍不明船はただちに領海から退去せよ”などの文字をだし、アピールした。



　*スクロール文字を思ったように切り取るのは難しい！！。
これを見つけた参加者には意外にも多く人に関心をもって貰った。

残念！！だがYAMAHA　OU３２は高まる強風で、今年の”デビュ-走航”はあきらめた。

　読者の皆さん、ぜひ来年にご期待あれ。